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塾長の想い -BLOG-

塾長の想い その13

2019/07/21

まちがいさがし

「なによりも、私の英語の間違いを直してください」
という方が、たまにいらっしゃいます。

そういうことをおっしゃる方に限って、めったに間違えないんですよね。
やった、やっと間違ったぞ!と鬼の首を取ったように指摘すると、
私のほうが間違ってたりして。

そもそも本当に間違っているかどうか、判断するのはとても難しいことも有ります。
教科書のSide by Side 1に go placesという箇所があり、
toが抜けてるのかと思ってたら、
方々に行くというイディオムだったと分かったり。

むかし、某英会話学校で働いていたころは、
講師仲間みんなで「この教科書おかしい」「こんな言い方する?」と色々騒いだものです。
ネイティブの先生でも、わからないことがたくさんありました。
オックスフォード系の教科書で、強調や冒頭使用以外ではmanyを肯定文で使ったりは絶対するなと書いてあったものがありました。Many people came.みたいに前に持ってくるならいい。I have many many friends.みたいに強調するならいい。でもその他の普通の肯定なら、a lot ofを使えというのです。
I have a lot of friends.(私にはたくさん友達がいる)と。
これについては、「そんなことべつに…」という意見と、
「ああ!ほんとほんと!その通りだよ!」という意見があります。

また、別の学校にいたころの話。
講師は研修で、生徒役になったり先生役になったりして、練習します。
そのときにイギリスのネイティブの先生が
What does your mother like to do? (あなたのお母さんの趣味は?)と聞きました。(普段は日常会話でいきなりこんなこと聞きませんが、なんせテキストに載ってたんで)
私は正直にShe likes to play crossword puzzles.(母はクロスワードパズルをやるのが好き)と答えました。
するとそのイギリスの先生は No! She likes to make crossword puzzles!と言ったのです。
えーっ。クロスワードパズルはplayじゃなくてmakeなのか??と思ったら、
あとでその先生が、もっと偉い研修の先生に注意されておりました。
くだらんことを訂正するな。Playでいいんだと。

その12に書いた、ポールマッカトニー似のイギリスの先生は、
私がoften をオーフンと言っていると、オフトゥンだ、と訂正したものですが、
それとても、べつにどっちでもいいじゃないかと思います。

ネットのサイトでは、My name is…は古いとか、I envy you.(うらやましい)は使わないんだ、というような声も聞きます。デイビッド・セインさんという方がいますが、あのひとはとてもこうるさいですね。まともに聴かなくていいと思います。

株と一緒でことばも生ものですね。
正しくなくてもみんなが使っていたらOKとなることもあります。

ある学校のテキストには
Me either.(私もそうではない)という表現が出てきました。
ネイティブの先生も言ってましたが、明らかに間違いです。
Me, neither.が正しい。
だけど、くだけて前者を使う人も多いので、テキストにも載っちゃうわけです。

余談ですが、私は中学三年の途中からブラジルに行き、大学入学の際に日本に戻ってきました。
そして四年ぶりぐらいに大阪の友達と会って話して、「めっちゃ嬉しい」「めっちゃなんとか」とか言ってたら、なんと友達が
「うちらはむっちゃって言うねん」と言うので驚きました。
なんで!中学のときはめっちゃめっちゃと言っていたのになんで四年でむっちゃに変わるのか!

それから先ほど出てきたenvyについても、
某英会話スクールでは、うらやましいをI envy you.と教えていたのですが、
その講師仲間がアメリカに行って結婚して、子供を連れて帰ってきたとき、
私がその言葉を使うと、「こっちではI’m jealous.って言うんだ」と言うのです。おお?、じゃ、あのレッスンは何だったんだ…

まあ、ここまでは、わりとどうでもいいことです。
ここからが、許されない間違いです。

特許明細書の英訳におけるtheとaです。
これは間違えたら裁判沙汰です。

次にYesとNoです。
これだけで答えると思わぬ誤解を招くことがあります。

これは海外での話。
私はイスラエル人と話をしていました。
イスラエル人「Many Koreans here.(ここは韓国人が多いんですね)
私「They’re my friends. I like them.(私の友達です。私は彼らが好きです)
ここに、ある日本人がとつぜん会話に加わりました。
X「あいどんとらいくよー」
このXという女、こともあろうに、今で言うところのヘイトスピーチです。
私は韓国人のことが好きじゃないのよーと言いたかったんでしょうが、
イスラエル人にはそうは聞こえませんでした。
イスラエル人「You don’t like me…」(あんた私のこと好きじゃないのか)
するとXがびっくりして「Noooooooooooo!!!!!!」
ちがうーーーっと言いたかったのでしょうが
思いっきり大っ嫌いという意味になっておりました。
Don’t のなかにあるnot とNoはセットになっており、
No, I don’tなんで。

私はヘイトスピーチする奴など大嫌いなんで誤解を解いてはあげませんでした。



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