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塾長の想い -BLOG-

塾長の想い その62

2020/10/13

若者にカネを

菅首相が就任後、最初に面会した財界人は、竹中平蔵のようです。
私、この人のこと覚えています。

維新政治塾で塾生に
小泉政権下でやり残したことを聞かれて、
「労働革命を起こしたかった」と答えていた講師です。

この人と宮内義彦が、組んでやっていたことは、ほんと中途半端でした。
中途半端だったんで、結果的に若者を不幸にしました。

宮内は私がむかし働いていた会社の社長でした。
あれは良い社長でした。
国際部の課長代理以上を全員呼んで、女性をちゃんと使えと説教してくれました。
(課長代理は「いやあ、社長に怒られちゃったよ」と言った舌の先の乾かなぬうちに、
私にモラハラの嵐をかましてくれました)

大人の馬鹿者に説教など無意味です。
正規雇用の解雇要件緩和をやるべきだと私は塾で主張しましたが、
賛成する人が見当たらなかったのは残念です。

まあ、それは良いとして。。。

菅首相が竹中平蔵と近いということは、
とうとう例のアレが、現実味を帯びてきているのでしょうか。

ベーシック・インカム。

ベーシック・インカムって何?
という人は、検索してください。

ネットでは、ずいぶん昔から大変な議論になっていましたが、
リアルではあまり真剣に取り上げられることもなかったアレです。
導入するとしたら、コロナ禍の今が絶好の機会ですね。

「国民全員に毎月7万円支給」と聞いて、
「7万円で暮らせるかああ!」と言ってる人は愚かです。

原則として勤労は義務です。
原則として、死にかけていない限り、いや、多少死にかけていても、働かなくてはならない。
高齢だろうと、病気だろうと、障害があろうと、働きたくなかろうと、それなりに。

しかし、5万円以下の国民年金だけで暮らしている人も実在します。
月5万円で暮らしていた人が、支給額が7万円になると嬉しいですね。
(7というのは仮の数字なんで、現実にはどれだけになるかはわかりません。
高額すぎると、人間を駄目にするでしょう)

生活保護の場合はもっと高額ですが、働いた分、保護費から引かれてしまうので、
「働いたら負け」などという卑しい考えに至ってしまうのも無理はないのです。
ベーシックインカムの場合は、働いたら働いただけ得なんで、
そこは労働意欲を刺激してくれます。
(竹中の考えているベーシック・インカムはそうとも限りませんが)

そして、最も考えなくてはいけないのは、不運な若者のことです。
定期的な支給額がゼロなのはもちろん、奨学金という名の借金まで抱えて、
心を病もうが、体を病もうが、
朝から晩まで働かざるを得ない若者を。
ブラック企業やブラックバイトで働かざるを得ない若者を。

それにコロナの影響はこれから延々と続き、
仕事そのものがなくなっていくのです。

月7万円の支給があると助かりますね。



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