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塾長の想い -BLOG-

塾長の想い その75

2021/09/27

Play the devil’s advocate


昔、サイマルアカデミーという学校に通っていたときに、先生が黒板に Play the devil`s advocate と板書して、

(みんなで同じようなことばかり言って同調し合ってないで、)わざとみんなと違ったことを言って議論を盛り上げよう、と言ってました。

いやいや、わざとそうするまでもなく、私の意見はみんなと違うことが多々あります。
しかし、正直に自分の意見を言ってしまうと、石を投げられることもあり、

もの言えば唇寒し秋の風

ですな。
特にパンデミック下は皆さん気が立ってますから。

しかし、この総裁選にあたり、
おそらく野田さんが選ばれることはまずないだろうから、
案外、こういう人が総理に向いてるのよ
と言っておこう。
また先生が変なこと言って。。。
とでも思っておいていただいて大丈夫です。
私は悪魔の代弁者です。

私、昔から、野田さんって、あったまわるーと思っていました。
(頭の悪い私にそんなふうに思われて、野田さん、ほんと気の毒です)
あの人の勧めていた発達障害者支援は問題だらけだと思って、それはそれは長い長い手紙を、何通も何通も出しました。
彼女は常にそれを無視してきました。
私が手紙を出すのは、何も彼女だけではありません。
小学生の頃にはフォード元大統領に手紙を書き、大人になっても、いろんな政治家のホームページにお邪魔してメールやコメントを送ってきました。お返事をくれた政治家も結構いました。しかし、最もたくさんの手紙を出したのは野田さんに対してです。
それぐらい、発達障害問題に関しては、私は真剣でした。
(ご興味のある方は、拙書『ADHDの診断と治療に異議あり』をお読みください。錐沢光は私のペンネームであります)
アメリカの大統領ですら返事をくれるのに、なんなんだ野田さん、無視し過ぎだ、と腹が立ち、手紙に人格攻撃を含めたこともあります。あれは申し訳なかったな。でも、何を言われても平然としていた野田さん、すごい、メンタル強い! 

そんなときです。ある大きな新聞が、少年事件を報じていたのですが、その少年の診断名を堂々と出して、そういう病気の子供はさっさと見つけて療育を受けないと犯罪者になるかのような誤解を与える報道をしたのです!
当時、そういう偏った報道がいくつかありましたが、あれは特に酷かった。
私はもう、速攻で野田さんにメールしました。
「なんとかして!」と。
すると、彼女も速攻で返信してくれたのです。
「私もとても気になっています。できる限りのことをします」と。

うわああああ、野田さん、ありがとう。
何をやったのか、何をやらなかったのか、知らないけど、あの手の報道はピタリと止みました。

そして思ったのです。
政治家ってすごい!
社会を変えることができるんだ!
良い方に。

私に返事をくださった政治家はたくさんいるけど、何かを変えてくれたのは彼女だけだ。

しかし総裁選候補者四人で出ていると、なんか一番馬鹿そうに見えて気の毒なことこの上ないのだが

しかし、しかし、

賢者が何をしてくれたよ!

社会を変えられるのは馬鹿だけだよ!



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