塾長の想い -BLOG-
塾長の想い その90
2021/12/06
日本のいじめ
昨日、日曜討論というテレビ番組を見ていたら、興味深い意見を聞きました。
「日本のいじめは、特殊なんですよね。
みんなで、よってたかって」
なんだか、そうだな、その通りかも、と
思いました。
ほんと、よってたかって、ですね。
そういう空気が生まれたら、それーって。
アメリカンスクールにいたとき、
Speech(演説)という教科を取っていました。
そんな教科を勉強したがる変人は、アメリカ人でもわずかです。
女は私ひとりで、あと三人は変わり者の男子。
そんな教室で、私の隣りに座ろうとしたシャイな男子が、思い直して、ひとつ開けて腰をおろしました。
男子が女子からすこし距離をあけて座るのは日本的感覚からしたら当たり前のことだったので、私はなんとも思わなかったのですが、先生が怒りました。
Why didn’t you sit next to Yuko! You don’t like her?
(なんで優子の隣に座らなかった! 彼女が嫌いなのか?)みたいなことを言って。
そして、いつも優しいWillyが
She is a charming girl.(彼女はチャーミング)と言って、ささっと私の隣に座ったのでした。
こういうことは、日本では起こらないでしょう。
また、別のところでは、
ジャッポ(ポルトガル語でジャップの意味)と日本人の集団を蔑んでいたブラジル人グループに、アメリカ人の不良っぽいグループが、やめろと意見したこともあったようです。
アメリカ人は、誰かを助けてヒーローになるのが好きだよな、と思います。
ちなみにWillyは私には優しかったけど、別の日本人にはひどい態度を取ったりもしてたので、必ずしもヒーローではないんですが。
日本人は、いじめられている可哀想な人を助けてヒーローになろうとする文化はあまりないです。
Peer pressure (同調圧力)が高いからです。
ワクチン接種が世界一のスピードで進んだのも、そのせいでしょう。
アメリカでも、あまり人を助けないでおこう、君子危うきに近寄らずだな、という風潮になってきているそうです。
What would you do?
(あなたならどうする?)とかいうテレビ番組があります。
いじめや虐待の場面にたまたま居合わせてしまった。そのときに、傍観者である人間が、わざわざ介入して、助けている姿があります。実はそのいじめや虐待はドッキリというわけなんですが、誰から言われたわけでもないのに自発的に人を助けようという人がたくさん実在しているという事実には驚かされます。私はYoutubeで観て、思わず泣いてしまいました。
しかし、実はアメリカでも、人を助けようとする人はどんどん減ってきていて、この番組は、アメリカの一番いいところを呼び起こそうとする国策なんだという話を聞いたことがあります。
しかし、実は日本も、もともとはそういう国だったという話も聞きますね。
アメリカの作った憲法、そこに
卑怯者の最たるものがある。
『平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。』
うわーっ、卑怯の極みですね。
こんなもんを作ったアメリカは、日本を永遠に腑抜けにしようと考えたのかね?
あの番組では、加害者も被害者である、とか言ってた馬鹿もいたが。やれやれ、手ぬるい。
私を政治家にしてほしい。
職場、学校、サイバースペースを徹底的にパトロールさせて、不法行為は徹底的に罰金化して、国庫を潤わせてみせよう!
そのためにはまず、全国民にベーシックインカムを配らんといかん。