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塾長の想い -BLOG-

塾長の想い その1

2019/06/10

川崎20人殺傷事件と元事務次官息子刺殺事件から

ひきこもり傾向のある51歳の男性が20人を殺傷した事件の後、元農林事務次官の男性が、ひきこもりの息子を刺殺した事件がありました。
息子が小学校の生徒たちに危害を加えてはいけないと、追いつめられたとのことです。

事件がひきこもりと関連して報じられ、ひきこもりの子供を持つ親御さんが、間違った恐怖を持ってしまうことを危惧します。
本当は、ひきこもりの犯罪率は、一般に比べて極端に低いのです。

川崎の犯人は少年時代、とても足が速かったとのことです。
また、多くの凶悪事件においても、犯人の逃げ足の速さが目立つのに、足の速さと犯罪を結びつけて考える人はあまりいません。
なぜなら足が速いことは、プラスの要因だからです。
それでは、ひきこもりはプラスとなり得ないのでしょうか。

私は大学を卒業してから入社した会社で身も心もずたずたになり、
しばらく実家にひきこもり、休んでいました。
それまでもずっと、漫画を描いては出版社に送ることを繰り返していましたが、勉強、部活、遊び、サークル、仕事をしながら、空き時間に描いた漫画は、どれも満足できるものではありませんでした。
しかし、会社を辞めて実家に引きこもることにより、勤めている間に鬱積した想いを吐き出したい情熱と、まとまった時間を、手に入れることができたのです。
憧れていた吉田秋生先生、萩尾望都先生の作品が掲載されていた月刊誌で、佳作に入賞することができました。
その後の努力もむなしく、結局、漫画家にはなれなかったのですが、それでも、思う存分努力することができたので、満足です。
いまは英会話講師が天職だったのだと思っております。

元事務次官の息子さんが描いたイラストは、私の何倍も見事なものでした。
生きていたら、すばらしいイラストレーターになれたかもしれません。
残念です。

ある、ひきこもりの星をご紹介しましょう。
私の尊敬する方に、イングリッシュモンスターと呼ばれる、菊池健彦さんがいらっしゃいます。
34歳で書店勤めをやめて、ひきこもった菊池さんは、なにもやることがないので、英語の勉強を始めたとのことです。
ほとんど人と話さず、ひたすら英語雑誌と海外ドラマを見ていた菊池さん、7年目に貯金が尽きて、ひきこもりを卒業、初めて受けたTOEICで970点をたたき出し、以降満点を60回以上獲得しています。

それはひきこもりの中でも極端な例だろう、と言われる方もいますが、そうでもないのではないでしょうか。
理論的には、3000時間勉強していたら英語は習得できると言われています。
ほかのことだと、時間と成果は必ずしも比例しませんが、英語はわりと比例します。
ひとりよがりなやり方でも、集中して、長時間やりさえすれば、成果が見えるのです。

ですから、もしもあなたが何もやることがないのであれば、とりあえず英語でも勉強してみてはいかがでしょうか。

しかし、英語は独学できますが、英会話はそうでもないでしょう。

気が向いたら、えいごのもりに遊びに来てください。

※2019年6月4日時点の記事です。


 

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