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塾長の想い -BLOG-

塾長の想い その22

2019/09/17

ADHDは実は障害じゃないって話

先日女子会でちらっと聞いた、昔の話。
知ってる子供が小学一年のとき、多動ということで、教師から特別支援級を勧められて、親御さんが応じていたということです。

小学一年生の落ち着きがないのは、程度の差はあれ当たり前のことです。

私が昔、子供たちの家に行って英語を教えていたときは、
かなり多くのお母さんたちがこんな心配をしていました。
「うちの子、変じゃないかしら」
「片づけられない病気じゃないかしら」
「多動じゃないかしら」
「落ち着きのない病気じゃないかしら」
いや、もちろん違います、というか普通です。
けど、学校と提携している病院に紹介されて診断がおりたら
不安を抱えている親御さんなら、すぐに信じちゃうんじゃないでしょうか。

学校の先生の気持ちはなんとなく理解できます。
どんなにベテランの先生でも(いや、ベテランの先生だからこそ)
これまでのやりかたではうまくいかないタイプの子供がいるので
パニックになるのでしょう。
(それでも大抵は小学四年か五年で落ち着くんですがね)
手のかかる子供にラベルを貼って支援級に送ったら、そりゃあクラス運営が楽になることでしょう。

そういった教師に対して全力で怒る、といったやり方は、日本のように空気を読む国ではあまり支持されませんが、ADHDの概念のふるさとアメリカでは肯定され得るものです。
クリント・イーストウッド監督『15時17分、パリ行き』という映画で、
いじめの相談をしたかった親に向かって、逆に子供の診断を勧めてくる教師。
それに対して激怒する親の姿は、私個人はとても美しいと思うのですが。。。

この国では、子供にラベルを貼ることが正しいみたいな意見が多数を占めるように見えます。
それは、多くの学校襲撃事件後、ラベルと薬で子どもをコントロールする風潮をアメリカが多少は反省するようになったため、日本に販路が求められているせいもあるでしょう。
その実、ラベルを貼られた子供たちが成長してからの劣等感や絶望、屈折、悲壮感、そういったものでネットはあふれています。

まあ、それはそれとして、
すでにラベルを貼られた人たちに希望の光がここにあります。
『ADHDは実は障害じゃないって話』YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=s8TFr2GLPo8

AIは、最初、ものすごいスピードで色んなものを吸収する。
新しいものをどんどん吸収し、どんどん変わる。
しかし、ある程度のところで、もう学ばなくなる。
それは、新しいことを学ぶことが、古い知見を捨てることになるから。
人間もやがて学ばなくなる。
赤ちゃんは落ち着きがなく、どんどんものを吸収し、どんどん変わる。
お爺ちゃんはパターン化し、自分の考えを変えない。
これは合理的なことです。
しかし成長しすぎると、なにが起こるか。
認知症。

認知症とは、物を忘れることではなく、新しいことを覚えないことなのです。

AIは可能な限りゆっくり育てるべきなのですね。
そのほうが精度が上がるので。
ものを覚えなくなる時期があとのほうで来るほうがいいのです。

ああ、人間も同じです。
寿命がこれほど伸びているいま、昔のように早く成長していたのでは
ものが覚えられなくなる時期が早く来てしまいます。

ADHD(とか言われるしろもの)は、寿命に合わせて適合した大器晩成型なのです。

たしかに小さいときはつらい。
変わり者だとか、みんなと同じことができないとか言われるし、いじめられるし。

ネット上で散見されるADHDの人たちの多くが下を向いているのなら、
これからがおいしいんだ、と声を大にして言わなくては。

私の説明は下手なんで、よさまつさんのオリジナルのビデオを見てくださいね。



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